2014年05月13日

おもてなし

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雲ひとつなく晴れあがった青い空。
目に染みるような空の青に新緑の淡い緑が美しいコントラストをなし、
すがすがしい。
五月晴れの天気の良い日には、散策が楽しいですね。
若葉が淡い色から日増しに濃い緑へ変化していきます。
つつじがあちらこちらで咲き誇り、白やピンクの花が街を彩ります。
そうそう、5月と言えば、やはりバラの花を忘れる訳にはいきませんね。

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5月はいいですね。
店先には、タケノコやワラビなどなど、
春の旬の野菜や山菜などが出そろいます。

旬の食材をおいしく食べられることはうれしい。
韓国料理には、
旬の山菜類などをうまく取り入れたナムル料理などもいろいろ。

韓国で、韓定食(ハンジョンシク)をご賞味された方はご存知と思いますが、
いろいろなナムル料理も含め、
ご飯やチゲ、数種類のキムチのほか、10〜20種類のおかずが、
テーブルの上にのるさまは壮観そのもの。

食卓の足が曲がるほど、たくさんの料理を並べて
お客をもてなすのが、韓国人の伝統的なスタイル。

韓国料理の基本的な形は、朝鮮王朝時代に出来上がりました。
儒教の礼節と形式を重んじる伝統から、
お客様を大切にもてなしたい気持ちを多くの料理で表すのです。

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個人の家に招かれると、何回も「たくさんお召し上がりください」と勧めてくれます。
残すと悪いと思い、無理して食べきるとお代わりが出される時もありますのでご注意。
その料理が好きで食べきったと思われるのですね。

韓国人は、おもてなしの時、
余るほどたくさんないと何かしら物足りなさを感じるのです。

その昔は、個人個人の銘々膳でしたが、
それがテーブルを囲むようになり、
料理が一度にたくさん並べられるようになりました。

場合により、料理を並べたテーブルごと運んでくることもあります。
その様子に驚かれた方もおられると思います。

時代と共に食の習慣も変わってきます。
けれど、たくさんの料理で精いっぱいもてなしの気持ちを表すのは、
今も変わらない韓国人のこころですね。


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2014年04月13日

匙と箸

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皆さん、お元気ですか。

東北地方は今桜が見ごろと思いますが、
関西はもうすでに散り始め、
葉桜になりかけているところが多いようですね。
3月末から暖かい日が続いたので、
4月になると桜が一斉に咲き誇り、
あちらこちらで満開となりました。
マンションから見える外の風景は、
桜などの花や緑の木々の色がとてもきれいに感じられます。

今月から新学年が始まりますが、韓国では3月からなんですね。
満開の桜の木の下を小学生たちが通りかかります。
元気な声がはじけています。
幼いピカピカの1年生はとても初々しく可愛らしい。
わが子も遠い昔、あんな時あったと懐かしく思いました。

さて、急に変わりますが、
食事に欠かせない箸と匙のことをお話しましょう。

日本では、ご飯や汁物は普通、食器を持って箸で食べますね。
しかし韓国では、食器は置いたまま、ご飯や汁物は匙で食べ、
おかずは箸で食べます。もうご存知の方も多いと思いますけれども。
まず匙で汁物や水キムチなどを口に運んで口の中を湿らして食事を始めるのですね。
韓国人皆スープ料理が好きなので、匙が欠かせないのです。
因みに箸と匙は同時に持つことはありません。
昔は銘々膳が原則で匙と箸は横向きに並べましたが、
皆で食卓を囲む今では、縦に置きます。

時代が変わり、食卓も昔とはずいぶん変わりましたけれど、
箸と匙の使い分けは、今も続いている韓国の食のマナーなのです。

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2014年03月03日

鯛の五色蒸と鍋

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梅林から見える大阪城 2014年2月末

 この2,3日、暖かい日が続いておりましたけれども、今日は寒くなりましたね。
予報によりますと、桜が咲くころまで雪が降ることがあるとのことです。
気温の急な変化は、体調をくずしやすいので、
皆さん、くれぐれも健康管理に注意しましょう。
寒い中でも梅の花が、きれいに咲いております。
大阪城の梅林は、まだ早咲きが咲いている状況ですが、
これから一度に咲き誇り、見事な景観を見せてくれるでしょう。
そして桃、桜、菜の花、レンギョウなどなど、
いろいろな花が咲き乱れる春が、すぐそこまで来ています。
待ちどおしいですね。

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鯛の五色蒸
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鯛鍋

 さて、今回は、魚の話です。
大陸から突き出た半島の韓国は、三方が海に囲まれており、
日本と同じようにいろいろな海産物が豊富です。
 でも、魚の好みは、ちょっと違うところがあるんですよ。
好きなのは、チョギ(石持)、カルチ(太刀魚)、ミョンテ(明太)、プゴ(北魚)などです。
あ、そうそう、日本に来るとホッケも喜びますね。
韓国人はだいたい白身の淡白な味の魚が好きなんですよね。
 中でも、チョギは助気と書くのですが、気運を高め、元気回復に良いとして、珍重されて来ました。
チョギの干物がクルビで、家庭行事や祭事の折、必ず出されます。
全羅南道の霊岩クルビが有名ですが、この頃は、たいへん高価で、
中国産が多く出回っているようです。
 日本でおめでたい魚として好まれる鯛は、
その華やかな姿形や品のあるおいしさで、韓国でも好まれています。
日本同様、昔からめでたい席によく使われ、焼く、蒸す、鍋など、
やはり姿のまま調理する事が多いですね。
済州島ではアマダイがよく獲れ、干物やいろいろな料理に使われています。
 魚は、焼いたり、蒸したりしますが、
何といっても煮付けやスープが好まれ、
特にチゲ、タン(湯)、クク(汁)などのスープ料理が日常的に良く食されています。
韓国人は、スープがないと食事のできないほど、汁物が大好きな人が多いのです。
今は、チゲの材料も薬念までパックにして売られ、簡単で便利な時代になりました。
日本でも人気を集めているのはうれしいですね。

posted by kimyumi at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節を楽しむ韓国料理 | 更新情報をチェックする